コラム | 筧法律事務所|明石・篠山で40年以上の弁護士実績

自己破産手続きについて(免責が認められない事項とは?)

  破産手続きは、資産よりも負債の方が大きい場合に、裁判所に申立をして負債の支払いを免除してもらう(「免責」と言います)手続きです。 借主に経済的な失敗からやり直すチャンスを与える制度ですが、反面、貸主に対して大きな負担を強いる制度であるということになります。 そこで、破産手続きでは、最後に「免責許可決定を出すべきかどうか」が裁判官によって慎重に判断されることになります...

相続財産の使い込みについて

遺産分割における相続財産の使い込みについて 遺産分割協議において、「被相続人の財産をほかの相続人に使い込まれた」という主張がなされることが多くあります。 一人の相続人が被相続人と一緒に生活しながら、被相続人の財産を管理していた場合に、被相続人の死後、ほかの相続人が被相続人 の通帳から複数の出金を見つけ、 「被相続人に無断で出金したのではないか」 「出金した...

任意後見契約について

任意後見契約について 任意後見制度とは、当事者間の契約により後見人を決める制度を言います。 これに対し、法定後見制度は、法律に基づいて後見人を決める制度です。 法定後見制度に関するコラムはこちら 任意後見制度とは、ご自身が判断能力のある状態のうちに、後見人をお願いしたい相手との間で任意後見契約を締結しておくという ものです。 その後、判断能力が低下した段階で...

相続で問題となる特別受益とは?

相続で問題となる特別受益とは?  被相続人(亡くなった人)から生前に結婚や自宅不動産購入費用として経済的に援助を受けた相続人と、 何の援助も受けていない相続人がいた場合、不公平が生じることになります。   そこで、このような不公平を是正するために特別受益(民法903条1項)の制度が作られました。   特別受益にあたると判断される場合には、...

成年後見人制度について

成年後見制度とは 知的障害・精神障害・認知症などによって、ひとりで決めることに不安や心配がある人が、いろいろな契約や手続の際にサポートし、また、不当な契約等から守るための制度です。   認知症、 知的障害、精神障害などの理由で、ひとりで決めることが心配な方々は、 財産管理(不動産や預貯金などの管理、遺産分割協議などの相続手続など)や 身上保護(介護・福祉...

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